読書

杉井光著『世界でいちばん透きとおった物語』(2023年 新潮文庫)を読みました。

びっくりした。 大胆な発想を思いついたものの、実現させるのは難しいし、面倒だし、やる意味もあまり無さそうだし、などと迷って、結局何もやらなかったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。 『世界でいちばん透きとおった物語』は、そんな思…

駄犬著『誰が勇者を殺したか』(2023年 角川スニーカー文庫)を読みました。

「勇者」とは何か? これは、駄犬さんによるひとつの回答です。 いやぁ、素晴らしかった。なんとも爽やかな読後感。 『誰が勇者を殺したか』は、「小説家になろう」で連載されていた、いわゆる「なろう系」のライトノベルです。 あちこちで話題になっていた…

光岡明著『機雷』(1981年 講談社)を読みました。

第86回(昭和56年度下半期) の直木賞受賞作品。 光岡明さんの『機雷』を読みました。 『機雷』のことは、海上自衛隊の掃海母艦「うらが」が一般公開されていたときに、機雷の説明をされていた自衛官の方から教えていただいて知りました。

竹林征三著『物語 日本の治水史』(2017年 鹿島出版会)を読みました

湖上に浮かぶスタジアム。「日産スタジアム」!!! 竹林征三さんの『物語 日本の治水史』という本を読みました。 私は横浜市の港北区というところに住んでいます。区内で一番発展しているのは東海道新幹線の新横浜駅周辺で、日産スタジアムや横浜アリーナが…

加藤和俊著『3時間でわかる漁業権』(2014年 筑波書房)を読みました

加藤和俊さんの『3時間でわかる漁業権』という本を読みました。 「田舎に移住して農業やりたい」という人がときどきいますよね。でも「田舎に移住して漁業やりたい」とか「田舎に移住して林業やりたい」という人はあまり見聞きしない気がします。別になにか…

井上孝司著『図解入門 最新空母がよ~くわかる本』(2019年 秀和システム)を読みました

井上孝司さんの『図解入門 最新空母がよ~くわかる本』を読みました。この本には、主にアメリカ空母の構造やら運用やらについて入門書的に書かれています。

大田弘著『航空図のはなし』(2007年 成山堂書店)を読みました

「マップ」じゃないよ「チャート」だよ。 大田弘さんの『航空図のはなし』という本を読みました。タイトルの通り、航空図について書かれている本です。 代表的な航空図のひとつに「ジェプセンチャート」というものがあるそうです。

ブライアン・グリーン著『隠れていた宇宙』(2011年 早川書房)を読みました

宇宙はいっぱいあります。たぶん。 ブライアン・グリーンさんの『隠れていた宇宙』という本を読みました。2011年に書かれた多元宇宙論についての本です。 ブライアン・グリーンさんは、超弦理論の研究で有名なアメリカの数学者・物理学者です。

ワンプのほし

Twitter では「ワンプの星」と書きましたが、調べてみたら、正しいタイトルは「ワンプのほし」でした。掛川恭子さん訳のあかね書房版と、代田昇さん訳の佼成出版社版があり、「ヨゴース星人」のことを、あかね書房版では「ヨゴース人」、佼成出版社版では「…